今年の夏の甲子園
100回記念大会ということで各方面で盛り上がりを見せています
しかし今年は例年以上に注意が必要なことがあります
それが…そう。
この連日続く「暑さ」です
「東京五輪が~」
などとメディアで議論が交わされていますが待ったなしで明日開幕するのが炎天下行われる夏の甲子園
毎年いやな気持にさせられる「あの」高校野球論争が始まる、その前に
とっても大事な話題を書いている記事を見つけたのでご紹介いたします
文春オンラインからです
オリジナルの記事はこちらからご覧ください
Contents
100回記念大会の予選で起こった事件について
まずタイトルから衝撃的です
高校野球「熱中症で力尽きたエース」記事が朝日新聞に見当たらない、という問題
え?なんのこと?
そう思ったのは私だけではないと思います
さらに読み進めると衝撃的な内容が記されていました
事件は100回記念大会の西東京大会決勝で起きました
≪以下引用≫
西東京大会決勝で日大鶴ケ丘の勝又温史投手が試合後に脱水症状を伴う熱中症を発症したというのだ。先発登板した勝又投手は、サヨナラ本塁打を浴びた9回途中まで154球を投じた。
朝日新聞【以外】の新聞各社が取り上げているこの事件はさらに驚愕の事実が続きます
《試合後の表彰式には出席したが、ベンチに戻ると脱水症状をともなう熱中症で歩行も困難になり、神宮球場から救急車で東京都内の病院に搬送された。(サンスポ)》
皆さん今年の暑さに対する報道でご存知だと思いますが
●熱中症
●歩行困難
と続けば後遺症も心配される重症であることは周知の事実
これは大々的に報道されてしかるべき事象だと思う
詳しくは引用元週刊文春オンラインごらんいただきたい
朝日新聞が西東京大会の事件を報道しなかった理由
この記事によれば
スポーツ紙=事実として熱中症による緊急搬送を伝える
大手一般紙=敗者にスポットを当て健闘を称える
そして朝日新聞は…
両校の決勝にかける意気込みやドラマにスポットを当て、熱中症による搬送の事実を報道しない
という選択だった
ちなみにいうまでもないことですが…
朝日新聞社は夏の高校野球選手権大会の「主催」です
理由、それは
高校野球を美談として伝えたい
ただそれだけのことでしょう
もちろん文春の記者の方の見落としでもしかしたら熱中症の事実が書かれていた…という可能性は無きにしも非ず、です
ですがさらにこの文春の記事によれば
別なページで甲子園の【観戦者】に対して熱中症への注意を促す記事があったそう
ますますなんじゃこりゃ、です
高校野球ってなんだろう
何度となく自問自答したり、家族と議論した内容
そして世間でも、とりわけ高校野球経験のある偉大な選手・元選手たちからの指摘もあり
このままの状態で夏の高校野球が運営されるのは厳しい状況にあると思います
その一環で今回からタイブレークなどが導入されましたが果たしてどうなるか…
高校生の部活動をみんなで見ているだけ
そういう意見もあるでしょう
でも私は
私たち高校野球ファンは知っています
この夏の甲子園で
野球をしている人
野球をさせている人
野球をしたい人
野球をしたかった人
野球を見たい人、見たかった人
応援する人
運営にかかわる人
すべての人にそれぞれの思いがあり
壮大なドラマがあり
一生に一度だったり
とにかくいろいろ詰まっているのが
夏の高校野球=甲子園なのです
けれど実際問題として選手の将来にかかわるような様々な不都合があるのも事実
私たちはそのひとつひとつに向き合って
感情的でなくあくまで問題解決のための「議論」をする必要があります
そのうえで必要となるのが実際に起きている【事実】です
とくに人の命や選手の健康にかかわる問題は重要な内容となりえます
主催する側として穏便にしておきたい気持ちはわかりますが、文春記者のこの一文
私は全く同意します
朝日がこういう態度でいると、高校野球に愛のない人たちが「そんなものやめちまえ」とますます言ってくるに決まってるのである。球児のためにも痛い部分も報じなければダメだ。そこからしか改善は生まれない。
さぁ夏の甲子園、いよいよ始まります
高まる気持ちは期待と不安
それでも選手たちにはしっかりと水分補給などに努めていただき
かつ監督者の皆さんにも十分な気配りをお願いしつつ
選手たちに健康で、力を出し切らせてあげてほしい
私たちにできるのは精いっぱいの応援と、しっかりと事実をみつめること
それだけなのだから
みなさんもどうぞ、愛をもって選手たちを応援しましょう
ご覧いただきありがとうございました