「リーダーって、どんな人材が求められているんだろう」
30代も半ばに差し掛かろうかという年代は
こちらの意図にかかわらず
唐突にそれが訪れます
「リーダー」的役割
しかし何をすれば良い「リーダー」になれるのか
ていうか「リーダー」って根本何?
みたいなのって誰も教えてくれませんよね?
しかもお手本もいないし
(まぁそれがいないからリーダーになれるのでしょうが…)
そしてふと、お手本といえば…
甲子園の大舞台で選手の実力を発揮「させている」監督たちって、じつはすごいんじゃない?
と思い調べてみました!
リーダーとして、マネジャーとして求められるスキルとその実行例をみてみましょう!
≪参考記事≫
働く女性のひそかな悩み 足のにおいを徹底解消! 自分のために頑張ろう
バリバリ営業マンvsチーム戦略派 あなたはどっち? 上司と対立せずに自分のやり方を貫く方法とは
Contents
「リーダー」と「マネージャー」の違い
てかそもそもリーダーって何さ
マネジャーってあるよね、あれとなんか違うの?
なんとなく違うとは思いますがはっきり説明するのは難しいな。。。
と感じていたわたしが学んだのがこの本
急に店舗を任される役割になった私に主人が渡してくれた本です
(ちなみに主人は私の元上司)
とてもシンプルに勉強できる本でした
図解も入っていてわかりやすく
読書が得意でない人にも読みやすい作品だと感じましたよ!
今回は、この本を参考にリーダーとマネジャーの違いから
各リーダーの在り方などを解説していきます!
そもそも部活動の当初の目的って「社会での組織運営を学ぶ」っていう目的もあるとおもうのです
ですから、私たちが見ている高校野球や監督さんたちの振舞にも、きっとヒントが隠れているはず…!!
ちなみに上記の本によれば
リーダーとは =新しい目標を作るひと
マネージャーとは =部下を助け目標を達成する人


それを踏まえて各監督さんたちを解説していきます(^ν^)
チーム発足から日本一を見据えてマネジメント!

大阪桐蔭の 西谷監督は 典型的マネジャータイプの監督さんだと思います
そもそもチーム作りの段階つまりスカウティングにも哲学があり
「甲子園で勝てるチーム作り」を見据えていると感じます
具体的には
●新入生は15〜18人定員
●野球がうまいだけの人材は不要
●「野球が好き」な人材を集める
もちろん素養があることは前提だとして。
部員100人を超えるようなマンモス校では
部員に等しく機会を与えることは難しい
当然100人全員に同じメニューをさせるのは困難です
さらに、練習や出場の機会が減ればチームのモチベーション低下にもつながり
目標達成が難しくなります
そのため人数をしぼりかつ
「厳しい練習に耐えても必ず上手になりたい」
という野球を好きだと思っている人材を集める
すなわち同じマインドを持ったチームをそもそも入学段階で選んでいる
ということです
したたかで、明確な意思のあるチームの方針こそが2度の春夏連覇という偉業につながっているんですね!
マネジャーとリーダーを使い分ける名采配!
京都・龍谷大平安高校の原田監督は
従来「マネジャー」タイプだったと認識します
特にマンモス校といわれる数ある選手の中から個人の素養を見抜き
選手の特徴をとらえて適材適所を与えるのが上手だなぁと思っておりました
しかし夏の甲子園100回記念大会
原田監督は自らあえて「リーダー」として先頭に立つことを選びました
先頭にたち選手を鼓舞し 「100回大会で甲子園通算100勝」 という大きすぎる目標を
95人いる部員全員で共有し
全員でその目標「だけ」に集中できる環境を整えました
率先してパフォーマンスを買って出ることで自らの本気を伝え、まさに「チーム」を作った
リーダーとして素晴らしい戦績を残されたと思います
101勝目も100回大会で成し遂げ、新たな歴史はもうすでに始まっているんですね…! 龍谷大平安 ファンサイト
部下に任せることこそチームの成長になる!

バリバリの鹿児島弁インタビューでおなじみの
鹿児島実業 宮下監督
創部100周年での、100回記念大会での甲子園出場を果たした
宮下監督の役割は、どちらかといえば「リーダー」としてチームに課題、目標を与えその目標達成まで導くスタイルだと思います
基軸になるのは「伝統」ある教えや教育方針
その方針に賛同した選手が集まり、しっかりチームを形作っていくというイメージです
ではマネージャーはというと…
もちろん選手の中のキャプテンはいるのですが、鹿児島実業の大きな特徴としては
選手外のいわゆる記録員「マネージャー」が絶大な権力を持つという点です
どの程度の権力かと問われれば、学生監督といっても差し支えない役割を担います
選手や監督が人柄や練習姿勢、日常の態度などを総合的に判断し
「こいつなら」という人材が任命される、名誉ある役割です
練習の指示などを宮下監督に代わって行うこともあると聞きます
特に試合後のミーティングで選手を代表して厳しい総評を述べる光景はファンにはおなじみの光景
監督 → 目標を与え、選手を適材適所配置し、勝利へ導く
学生監督 → 具体的に現場目線で全体をチームとして完成させる
監督と学生監督がリーダーとマネジャーの役割を分担することにより
強固なチームが作られるのです
この体制はかの有名な久保監督時代から受け継がれる「人間教育としての高校野球」にのっとっているといわれます
時には「任せる」ことも成長につながるものなのでしょう
来期以降も期待したいおもしろいチームですね!
鹿実を紹介した記事です
→2018 夏の甲子園 100回記念大会直前! 九州の出場校をピックアップ♪
世代に合わせた伝え方でしっかりマネジメント!
昔から厳しい指導で有名な
明徳義塾 馬淵監督
親友でありライバルだった 故・上甲監督(愛媛 宇和島東高校→済美高校監督)
からは「笑顔が足りん!!」とからかわれるほどのしかめっ面と強面で有名ですw
しかしどうもこの頃は様子が違うよう…
選手にインタビューした記者が驚くのは
「馬淵監督は厳しい部分もありますが、とてもやさしい監督さんです!」
「監督さんを男にするために優勝します!!」
という選手たちのなんと多いことか…
その理由は 馬淵監督自身の教育方針が変わったわけではないようです
昔からの守備を基本としたプレイスタイルと厳しい指導はそのままに
けれど現代の高校生にしっかり伝わる努力をしているそうです
具体的には…
厳しくしかった後に、寮の部屋に招いて食事を共にしたり
しかった理由を必ず説明しているそうです
昔のように「監督・コーチからもらう情報が絶対にして唯一」という時代は過ぎ去りました
現代においてはある程度選手と話し合いながら
自主性を重んじつつ話し合って戦略をねったり
チームの方針を決めたり・・・
そういった「コミュニケーション」こそがリーダーには求められているように感じます
ですからあの馬淵さんも柔軟に対応し、マンモス校をまとめ上げているのでしょう
100回記念大会の甲子園でその雄姿は見られませんでしたが
高知の高校野球が盛り上がりを見せているのは間違いなく「打倒明徳」の風が吹き荒れていて
その一端を担っているのは間違いなく馬淵監督、その人でしょう
高知には今話題の中学3年生がいます
軟式野球で150キロ投げた怪物が高校野球界にデビューする予定です !!
ますます戦国:高知県から目が離せなくなりそうですね!!
まとめ
ちなみにあえてリーダーとマネジャーを区別してお話ししましたが
実際にはリーダーとマネジャーを兼務したりするケースもあると思います
企業においての組織づくりの参考に…
高校野球がお好きな方は
好きなチームの監督さんの方針を調べてみると
意外な発見があるかもしれませんよ…?!
もちろん上でまとめた以外にも・・・
日大三高:前田監督
浦和学院:森監督
駒大苫小牧:佐々木監督
などなど…いろんな監督さんがいらっしゃるので
そのなかから自分の「師」となる人物をみつけてみてはいかがでしょうか??
本日もご覧いただきありがとうございました!